毛孔性苔癬治療で使用されるマシンを調査していると、フラクショナルレーザー、CO2フラクショナルレーザー、フラクセル・・・という名の機器をよく目にしますよね。
名前から推察すると、お互い関連性がありそうですが初めて聞くとちんぷんかんぷんで混乱すると思います。
それぞれの位置づけを簡単に整理してみましょう。
フラクショナルレーザーとフラクセルの違いって??
実は、フラクショナルレーザーというのは大きなくくりであって、フラクショナルレーザーと一言で言ってもかなり多種多様なんです。
そしてズバリ...フラクセルはフラクショナルレーザーの一種です。
また、同様にCO2フラクショナルレーザー(こちらは機種が複数ある)もフラクショナルレーザーのなかまです。
フラクショナルレーザーを種類ごとに整理します
フラクショナルレーザーは大きく2種類に分かれる。
肌を熱凝固させるタイプ
初期のフラクショナルレーザー
▼non-ablative type…(ノン・アブレイティブ(非浸襲型))
例として、
- フラクセル
- アファーム
- ターラックス1540
【特徴】
肌表面に熱を加えてタンパク質を熱変成させ、そこにコラーゲンが増殖することで肌にハリが生まれます。
肌を削りとる(蒸散させる)作用が無いので肌の表面積を小さくする「シュリンク(縮小)効果」はありません。
よって肌の引き締め効果は高くない。
肌に微小な孔を開けるタイプ(さらに2種類に分かれる)
新しいタイプのフラクショナルレーザー
▼ablative type…(アブレイティブ(浸襲型))
- Pixel2940
- Lux2940
▼ablative CO2 type…((アブレイティブCO2(CO2浸襲型))
これが、いわゆるCO2フラクショナルレーザー(炭酸ガスフラクショナルレーザー、フラクショナル炭酸ガスレーザー、フラクショナルCO2レーザーとも表記)と呼ばれる ものです。
CO2フラクショナルレーザーの具体的機器名:
- エコツー(eCO2)
- CO2RE
- フラクセルrepair
- アンコアブリッジセラピー
- スマートサイドドット(SmartXide DOT)
- フラクセルリペア
- YSGGレーザー
- Active FX
- Deep FX
【特徴】
こちらは「シュリンク(縮小)効果」があります。
肌表面に熱を加えてタンパク質を熱変成させ、そこにコラーゲンが増殖することで肌にハリが生まれます。
よって、肌にできたドット状の微細な孔が癒着し、治癒する過程で肌の表面積が小さくなり、ピンと張った状態に近づきます。(引き締め効果あり)
グロスファクターなどの有効成分を肌の奥までしっかりと浸透させることが可能です。
- 肌の入れ替え効果
- ダウンタイムの短さ